小さな詩 9





銀色に 輝く海を見た
ずっと ずっと向こうに立ち並ぶビル
自分が 今 どこにいるのか
自分が 今 何を思っているのか
銀色の光の中に溶けていく

リアルな時間を手放したいと
誰かに伝えてみる
返る声もないというのに
返す思い出もないものを
銀色の波の間に溶けていく


小さな詩 8






もしも 私が泣いてたら
その 手のひらで包み込んでください

もしも 私が枯れそうな時
その 頬を寄せてください

もしも 私がいなくなった時
その 歌を歌ってください


私は 希望で愛で力です

私は 何かのきっかけです

私は 自然の一部で あなたの一部です


もう一度

もう一度だけ

夢を見つけてください






小さな詩 7






思いがけず 遠出をした後は
必ず 迎えてくれる
なんの言葉も言ってくれないけれど
頭を ぽんぽん してくれる

そして私は、 声にならない声で
土産話しをする

古代、
ここを たどって来てくれた
歴史人のために

小さな詩 5






夏の空

とくに なんの 特徴もないけど

あの日に聴いた 歌が聴こえる

小さな詩 4






たった一つだけ

自分に

誓ってみよう

小さな詩 3







戸惑いと迷いと不安と恐怖と

答えを探す人生に したくはないけど

それでも 追いかけてしまう

ひとつの 答えを求めて

あらゆる思いに

全ては 『まる 』

って、言われてるのにね

小さな詩 ?






それでも

私は

立っていく

大空を 見上げたいから



小さな詩 2






それでも

私は

立っていく

大空を 見上げたいから



小さな詩 1






遠く 遠く 海鳴りを聞く
飛び交う海鳥に話を聞かそうか
儚き夢に付き合えと

海鳥よ
その翼に こびりついた
塩粒は どうやって 振り落とす

海鳥よ
その声の響きを届けてくれないか
言葉にならなくてもいいから

遠い 遠い 海の砂浜に
落とした足跡を 消しといてくれないか

海鳥よ
日照りの海は辛かろう
乾いた翼は 折れないか

海鳥よ
終わった恋の その罪に
居場所を与えてくれないか

帰り行く居場所をなくした者のために
羽を1本 その海へ落としておくれ
いつか
竜宮にたどり着くだろうから

小さな詩






遠く 遠く 海鳴りを聞く
飛び交う海鳥に話を聞かそうか
儚き夢に付き合えと

海鳥よ
その翼に こびりついた
塩粒は どうやって 振り落とす

海鳥よ
その声の響きを届けてくれないか
言葉にならなくてもいいから

遠い 遠い 海の砂浜に
落とした足跡を 消しといてくれないか

海鳥よ
日照りの海は辛かろう
乾いた翼は 折れないか

海鳥よ
終わった恋の その罪に
居場所を与えてくれないか

帰り行く居場所をなくした者のために
羽を1本 その海へ落としておくれ
いつか
竜宮にたどり着くだろうから